血管をしなやかに
ハーバード大学が30年間、12万人の食生活を調べた研究の結果です。
ピーナッツをよく食べる人ほど、健康で長生きであり、
腎臓病や心臓病、糖尿病で死ぬ確率が2割も減ったそうです。
食べる量は毎日、1日、たった20粒です。
これくらいの量でいいなら、毎日実践できますね。
ただし、カロリーはピーナッツ20粒で150Kcal。
食べすぎないように注意しましょう。
ピーナッツ油には
オレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、α-リノレン酸が含まれており、
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスが最適なんだそうです。
◎ オレイン酸
オレイン酸は不飽和脂肪酸の一つで、悪玉コレステロールを減少させる働きがあるそうです。
悪玉コレステロールが増加すると血管の壁などに付着し、動脈硬化のリスクが高まります。
また、オレイン酸は肌の皮脂に最も含まれる成分なんだそうです。
皮膚を柔らかくする効果があり、美肌にも期待ができます。
オレイン酸はピーナッツ油の他、ひまわり油やオリーブ油に多く含まれています。
◎パルミチン酸
パルミチン酸は飽和脂肪酸に分類されます。
飽和脂肪酸は摂取しすぎると、中性脂肪や悪玉コレステロールの増加の原因になりますが、
全く避けるのは低栄養などの問題になります。
パルミチン酸は 血管をつくる働きがあります。
また、抗酸化作用があり、動脈硬化や生活習慣病の予防、アンチエイジングに欠かせないものです。
ピーナッツ油の他、パーム油やラード、牛脂に多く含まれます。
◎ リノール酸
体内で作ることができない必須脂肪酸の一つで、血管を強くする働きがあるそうです。
悪玉コレステロールをや中性脂肪を減らし、動脈硬化のリスクを下げます。
ただし、リノール酸は取りすぎると善玉コレステロールも減らしてしまうそうで、
現代の食生活では過剰摂取傾向にあるのだとか。
リノール酸はひまわり油、コーン油などに多く含まれています。
◎α-リノレン酸
α-リノレン酸も必須脂肪酸の一つで、血管を強くする働きがあります。
血中の中性脂肪を下げ、血栓を防止し、高血圧を予防します。
また、老化やアレルギー症状の抑制にも効果があるとされ、
ハーバード大学の研究ではうつにも効果があるということです。
α-リノレン酸を多く含むものにエゴマやくるみ、なたね油などがあります。
※ピーナッツはタンパク質を多く含みます。
腎臓病の方は医師とご相談ください。ピーナッツアレルギーの方は食べないでください。
by kimagurechieko | 2017-11-14 14:20 | 健康